昨今、小説がアニメの原作になったり映画の原作にされたりすることから、インターネットなどでも小説を書く人が増えてきています。
そうした人がいる中で、小説家になる近道とはどういったものがあるのでしょうか。
賞を取る
最短の方法は受賞
小説家になる近道としてとてもシンプルで最短といえるものは、賞を取ることです。
誰でも知っている方法ではありますが、とても有効なものです。
他に小説家になる方法もあるのですが、どうしても実績を重ねていく必要があるので、ある程度の期間をかけなくてはならないのです。
その一方で受賞するという方法は、小説を執筆し応募するだけなのですから手軽で最短です。
もちろんこの方法の難しさとしては、実績を重ねていないので本人ですら小説の質を把握できていない可能性があることです。
小説は実力主義の世界なので、小説の内容が良くなければ受賞することはできません。
最短の方法ではありますが、いつまでも小説の能力を上げることができなければ、受賞できないままにただ年月を重ねるだけになりかねません。
有名になったりコネを使ったりして執筆することも無理ではない
他の有名な方法といえば、タレントなどの有名人が小説を書くケースです。
これは別の仕事をしているタレントが小説を書くという意外性などが、売れる要因として出版社に見込まれるからです。
この方法の欠点は、当然ながらあらかじめ名前が知られていないといけない点です。
つまりこれは一般人向けではないということになってしまいます。
急がば回れ
一発屋
登竜門として賞を取ることはできても、処女作のみが出版されて、それ以降まったく名前を見ることがなくなる小説家がいます。
単純にまぐれとして受賞できただけなのか、その時期の作品のクオリティがのきなみ低かっただけなのかはその時々によって変わるでしょう。
しかし小説はあくまで実力主義の世界なので、売れ行きが能力の証と見られてしまうものです。
継続的な良作の執筆が大切
小説家を職業として生業にするのであれば、継続的な作品の執筆は欠かせません。
一作だけ名作と呼ばれるものを生み出すことができても、いずれ時間が経つにつれて風化してしまいますし、そうなってしまえば印税などの収入は減ってしまいます。
そうした作品を一作生み出すだけでも、たしかに肩書きとして小説家という名前を背負うことはできるでしょう。
しかしそれでは生業とすることはできないものなのです。
まとめ
○最短の近道は賞を取ること。
○受賞できても一発屋として終わることがある。
○継続して売れる作品を生み出せるのも小説家としての能力。
小説家を目指す人であればことわざもある程度知っておかなければいけませんが、その際には「急がば回れ」という言葉を忘れないようにしておきましょう。
小説を生業とするのならばやはり一作だけ売れれば良いというものではなく、近道を探したり楽をしたりするものではないということなのです。