小説家になるための妄想力の鍛え方

小説家になるためには、色々な訓練の仕方があります。

そんな中でも、小説家になるべく妄想力を鍛える場合にはどういった訓練の仕方があるのでしょうか。

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妄想力とは

妄想とは楽しむこと

いったい妄想力とは何でしょうか。

想像力との違いは何でしょうか。

この場合、妄想というのは想像の中に含まれている概念だと言えます。

妄想というのは色々な考えを巡らせては自分で楽しむことを指し、想像とは単に頭の中で色々な考えを巡らせることを指します。

小説家にとって必要なことだ言われますが、妄想をする人はそれを楽しんでいるのです。

妄想力とは

ですので妄想力とは想像することだけではなく、いかにそれを楽しめるのかという観点に基づいています。

想像力だけであればいかに広く深く考えを伸ばすことができるかという意味です。

妄想力は、いかに小説家がプロであるかという他にも、いかに楽しみながら想像できるかということにもなりうるのです。

鍛え方

楽しむのを強制することの難しさ

想像力を鍛えるには、様々な小説・映画・アニメ・マンガ・ドラマなどを鑑賞することです。

しかし妄想力を鍛えるということは、想像することを楽しまなければなりません。

この楽しまなければならないという観点は、とても難しいことです。

訓練というのはおよそつまらないものです。

鍛えるために楽しまなければならないというのは、楽しむことを自らに強要することです。

強要すればするほど楽しめなくなるものです。

ですので妄想力を伸ばしたいのならば、楽しむことを最優先とし、いったん鍛えるという考えを頭から排するほうが良いでしょう。

何が好きか?

まず「私は何が好きか」という質問を自問してみましょう。

子供のころから好きなもの、大人になってから好きになったものなどいろいろあるでしょう。

その好きなものを、突き詰めることが大事です。

絵が上手であったり小説が巧かったり、映画のことをよく知っていたりアニメのデータを知り尽くしていたりする人は、それぞれそういったものが好きだから継続でき、また深くまで掘り下げることができたのです。

好きなもののことを考えていると、思考がたまにそれることがあります。

たとえばお酒が好きな人が「どんなバーが最も良いバーか」と考えたとき、小説への妄想力を伸ばすならば「どういった主人公とどういったヒロインがバーで同席するシチュエーションが最適か」といった設定への思考に転換できます。

またその場合は、「主人公を想っているヒロインが別の男に絆されそうになるシチュエーション」といった設定に派生することもできます。

こうした場面の設定から、さらに主人公・ヒロイン・別の男といった三人の設定を熟考し、そこからストーリーに肉付けをしていくことができます。

大事なのは楽しむことです。

作者自身が楽しんでいるならば、おそらくそのストーリーを楽しめる人がいるはずです。
この場合は楽しむことはとても正しいことです。

その上で、「どういったストーリーが売れるのか」という観点は、プロになるのであれば必要になってくるものではあります。

好きであるものに対しては「ある一定の条件下では、何が有効であるか」という制限を付けて考えることは難しくないでしょう。

造詣が深いほど、物語も深くなるものなのです。

まとめ

○妄想力とはいかに楽しみながら考えられるか。
○妄想力を鍛えるなら楽しむことを最優先するべきである。
○好きなものを突き詰めると、次第に妄想が広がる。

鍛えるという考え方をしてしまうと、楽しむという観点が失われがちです。

少なくとも妄想という点では、楽しむことは何ら悪いことではないので、自由に思考を広げるようにしましょう。

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