近年、ドラマや映画のみならず、アニメやゲームの台頭によりシナリオライターや小説家になりたいという若い人が増えてきています。
若い人の中には通信制の学校に通うべきか悩んでいる人も少なくないでしょう。
そういった高校や大学などの学校は、やはり卒業しておいた方がよいのでしょうか。
常識は学んでおくべき
通信制であっても、高校程度であれば知識を蓄えて卒業しておくのが良いでしょう。
というのも、小説を書くというのは常識がとても大事な作業です。
たとえばライトノベルで学園ものを扱う場合、高校を出ていないと高校がどういったものか表現できないのです。
ライトノベルやゲームでは学園を舞台にして主人公達を学生にしたものがとても多いですが、それのみならず一般小説では教師を主人公にしたものもあります。
小説家は想像力が必要とされる職業ですが、すべてを想像に任せていいというものではありません。
特に学生生活のようなものは一般的に多くの人が通過するもので、違和感があると読者がついていけなくなることがあります。
日本に来たことのない外国の人が日本のことについて想像で執筆したとして、それが日本人にとって違和感があったり下らなかったり怒りを誘ったりするのと同様です。
その他リアリティを追求する上で、簡単な物理学でも理解していないといけません。
小説などの創作物では、論理的な組み立てができないと読者に笑われるだけです。
学歴は関係ないが学んでおいて損なことは少ない
小説家に学歴は関係ない
実質的には、小説家になるのに学歴は関係ありません。
最低限、日本語で文章を書くことができれば問題ありません。
ですのでただ小説を書きたい、という意味でだけならば通信制の学校を卒業することはありません。
しかしそれは成功することをまったく考慮しない思考と同義です。
高校や大学を出るというのは、教育として継続的に程度の高い知識を蓄えられるということです。
金銭的な問題がない場合は、なるべく卒業しておくのがよういでしょう。
学歴があって困ることはそうそうない
高校では全般的な知識を蓄えることができますし、大学では専門的な知識を蓄えることができます。
もしこうした知識なしに小説家として成功する自信があるのならば、静止をふりきってでも小説家を目指すことはできるでしょう。
しかし一般的な知識のみならず小説を執筆する知識は必要ですし、そういったものは在学中に学ぶこともできます。
理解のある教師なら、助力をしてもらうこともできるでしょう。
まとめ
○執筆する上で常識はとても大事。
○学校を舞台にした小説は多い。
○小説家になるのに学歴は必要ないが、学歴があって困ることはない。
高校や大学は義務教育ではないので受ける必要はありません。
しかし少なくとも小説家になるという観点では、たとえ通信制だったとしても受ける余裕があるのならば受けておいた方が良いでしょう。