小説家になるための努力! どんな訓練がある?

小説家というものは、世間一般の人にとっては不可解なところの多い職業でしょう。

小説家という職業を目指すとき、どういった努力や訓練が必要になるのでしょうか。

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書き続ける

小説家として最も大事なことは、根本的ですが小説を執筆し出版することです。

書き続けるということは訓練としてはベーシックなものです。

自分の書き方を見つける

小説を執筆する上で、他者とは違う自分独自の書き方を見つけるというのは大事でしょう。

おおまかにいうと小説の書き方は大きな観点から順に、世界観・物語の構成・描写・レトリックといった具合に分類できます。

このうち文章表現にあたる「書き方」は、比較的小さな観点の描写やレトリックにあたります。

とても端的な例ではありますが、村上春樹は読んだことがない人にでも「やれやれ」という一言で知られています。

こうした些細な描写だけが一人歩きするという認知のされ方が喜ばしいものとは限りませんが、小説を読まない人にすら知られている認知度というのは偉大なものです。

しかし努力する箇所としては小手先の技術に近くなってしまうことがあるので、大きな視点で常に見るようにしておきましょう。

自分の作法をつくる

独自の作法という観点では、上記の比較的大きな部類の世界観や物語の構成にあたります。

ざっくばらんな方法では、ミステリー作家として自分の位置を定め、決してそれ以外のジャンルを書かないといった手法です。

これは読者に多大な安心感を与えることができますし、ジャンルによってペンネームを変えるという方法もあります。

他にも「登場人物が死んだら絶対に蘇生させない」、「銃火器の情報を詳細に記す」、「女性は絶対に殺さない」などの暗黙の了解なども良いでしょう。

こういったものは明言しなくとも読者に伝わるものですし、あえて枷を作り努力することで自分の執筆能力を上げることもできます。

読み続ける

書き方を他人から学ぶ

少し矛盾した考え方ですが、他人の小説から学ぶというのも大事な訓練です。

クリエイティブな作業をする人は作品を残すというアウトプット(出力)作業をしなくてはならないので、その分インプット(入力)しなくては古い方法にばかり頼ってしまいます。

インプットという意味でも学ぶという意味でも、他者の作品を摂取するというのは大事な作業です。

しかしここで誤るといけないのは、他人のアイディアなどを剽窃して良いということではないのを理解せねばならないことです。

小説や物語の世界を知る

これは比較的初心者向けの訓練になりますが、小説の書き方や物語の世界を知るというのは欠かせません。

「小説とはどういったものか」「物語はどういったものか」といった疑問に対して、何ら他の情報を参照することなく答えられなくては、小説家としての認識能力がまだまだ未熟だといえるでしょう。

しかしこれにはデメリットもあり、自己内で定義してしまった小説・物語という範疇に固着してしまい既成概念から脱せなくなることもありうるのです。

まとめ

○小説家たるもの書くことが最重要である。
○あえて作法を限定することで読者に安心感を与えることができる。
○アウトプットだけでなくインプットもとても大事である。

小説家の努力としては、1に執筆があり、2に読書があると考えて差し支えないでしょう。

他にも映画などを視聴するのも良いでしょうし、様々な作品を閲覧することで上達するものもあるでしょう。

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