小説家の契約にはどんなものがある?

小説家というものは、世間一般的に知名度があるにもかかわらず、その実情はあまり浸透しているとはいえません。

小説家の契約などには、いったいどんなものがあるのでしょうか。

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基本的にはフリーランス

個人事業主として契約

小説家の扱いは、基本的にフリーランス・個人事業主として扱われることが多いようです。
執筆する作品ごとに出版社と契約することはありますが、小説家自身が出版社に属することは稀なことです。

単純にもともと新聞記者である人がノンフィクション作品を出版し、肩書きとして小説家という他称を付けられることもありますが、この場合はやはり主業は新聞記者であるということになります。

また小説家として小説やエッセイを出版するのは出版社ととても近くなるので容易になりますが、テレビへの出演や講演などのマネジメントをしてくれるわけではないのであくまで出版のみに限定された活動になりがちでしょう。

マネジメント企業に所属する

主流な方法ではありませんが、小説家をマネジメントしてくれる企業に所属するという方法があります。

テレビタレントが芸能事務所に所属するようなもので、執筆自体は小説家が行い、マネジメントを企業の人員が行うといった形式です。

この場合にはフリーと違い全てのリスクを小説家自身が負うことがなく、またマネジメント企業はノウハウを蓄積できるので、分担としてはかなり有用なものでしょう。

いずれにせよ個々に出版社と契約する

しかしいずれにせよ作品ごとに出版社と契約するなど、様々な交渉をせねばなりません。

大手出版社

大手の出版社ですと、専属のように扱われる小説家もある程度います。

しかし実際に専属として契約しているか、単に口約束や契約が本当に交わされているわけではないのか、当人以外が判断するのは難しいことです。

また小説家自身にとっては、専属として契約することで出版されやすくなるのはメリットですが、ひとたび信用が失われてしまえばそのメリットはなくなってしまうので、出版の可能性を増やすためにも専属契約を行わない方が利点があると考えることもできます。

中小出版社

中小の出版社ですと、専属の小説家を抱えることはより難しいでしょう。

また中小出版社ですと小説自体を扱っていないこともあり、そういった場合だとエッセイなどすら出版できないこともあります。

まとめ

○おもにはフリーランス・個人事業主として契約することが多い。
○マネジメント企業に属すると小説執筆に専念できる。
○専属契約はメリットばかりではない。

小説家にとっては、どういった間柄で付き合うかという契約の形式が大事ですが、印税などの実質的な契約の種類も非常に大切になってきます。

一般的な職業ではひとつの企業に属することが当たり前なので、世間的には少し乖離しているといえるのかもしれません。

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