小説家を目指すとき多くの人は賞を取ることを目標にしますが、感想や修正案などのレスポンスがあまりなく、独学で学ぶのはとても難しく感じられます。
小説を独学で学ぶには、どういった方法があるのでしょうか。
本をたくさん読む
小説家として、本を読むことはインプットとして最重要なことです。
小説を読む
その中でも、別の小説家の小説を読むことが大事だといえます。
小説を書くという点のみでいえば、下手な日本語でも大丈夫なのです。
その文章を誰かが小説だと認めれば、その時点で小説だといえるのです。
しかし小説家を生業にするには、その小説を買って読むだけの価値があると判断されなければなりません。
それには、十分な量の小説を読み、小説の常識を学ばなければなりません。
この量は十人十色ですが、少なすぎると小説として未熟になり、多すぎると小説の固定観念に囚われてしまいます。
自分で考える力があれば、読みすぎて固定観念に囚われても、いずれ脱することができるでしょう。
ですので独学という点でもおおよそ小説を読みすぎるということはないといえるのです。
読本などを読む
小説家やライトノベル作家の人達の中には、読本などの形で小説の書き方を出版している人達がいます。
苦学生などでしたら、少し古くなったりはしますが、図書館などでも見つけることができるでしょう。
こうした読本を手にする意義は、実際にその手段を真似することで自分の考え方を広げることができますし、またそうした方法を自分なりにアレンジすることもできます。
たくさん書く
小説家として、実際に書くことはアウトプットとして最重要なことです。
同人誌
小説を表現する場としては、同人誌が挙げられます。
現在の日本では同人誌といえばマンガ、それも二次創作のものを指すことがほとんどですが、もともとは文学を目指す同好の士が同人誌を制作するというのが始まりだといわれています。
現代でも規模はマンガより大きくないものの、小説を同人誌として自作している人はいます。
インターネット
しかし現代でアマチュアの小説家が自作を公表する手段としては、インターネット上に公開するのが一般的といえるでしょう。
今ではインターネットで文章を閲覧するのは至極簡単であるので、いろいろな小説投稿サイトで作品を後悔するのも簡単になっています。
しかし簡単であるがためにこうした手段を用いる人は多く、やはり競争率はとても高い世界です。
人気の出た作品は出版ならびにアニメ化などされる可能性があるのですが、そもそもこうしたオンライン小説はもともと無料で公開されているために、有料で出版することの是非が難点となることがあるのです。
まとめ
○小説を実際に読み書きするのが最も基礎的な訓練。
○読本などで実際に出版経験のある小説家の手法を学ぶことができる。
○インターネット上で作品を公開するのは、現在では手軽で一般的。
小説に限らず、独学で何かを学ぶというのは難しいものです。
しかし小説は広い視野で見ることで、自分で学ぶ方法を編み出すこともできるものなのです。