小説家ってやっぱり食えないの?

小説家の収入というのは印税への強いイメージがあり、また有名な小説家ばかりに注目が集まりがちです。

しかし小説家とは一体どれくらい儲かるものなのでしょうか。

やはり食えない職業というのが正しいのでしょうか。

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下積み期間が長い小説家もいる

売れない期間が長い小説家もいる

すべての小説家が、売れる小説を書けるわけではありません。

ましてやベストセラーやミリオンセラーになると、言わずもがなでしょう。

売れない時期が長いというのは、それだけ食えないということです。

小説家デビューができない期間が長くなってしまうのもそうですが、売れない期間が長くなってしまうというのも不満がひどく溜まるものです。

また以前は新聞記者から小説家になる人がおり、ノンフィクション作家などは今でも記者が書くことがあります。

そうした世間からは無名の状態から出版することなどもあり、今ほど小説家が儲かるイメージがなかった時代もあります。

有名な小説家でもすべての作品が売れ続けるわけではありませんが、成功した作品が少ないほど知名度も低く、収入が伸び悩むことになるでしょう。

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる

寡作な小説家もいますが、やはり多作な小説家もいます。

巧遅は拙速に如かずともいい、筆が遅いというのは多産に劣る一面があります。

多作になると取材や構想を練る期間がどうしても短くなってしまうので内容が薄くなりがちですが、それでも当たらない作品を長期間練るよりも良いかもしれません。

しかしあまりに売れない作品ばかりを多く発表しても、出版社の方から売れないからという理由で手を切られかねません。

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるとはいいますが、その弾を補充するのにもコストがかかりますので、いずれにせよ作品が当たるまでは食えない時期が続くこともあるでしょう。

原稿料などの収入もある

原稿料は印税と関係がない

小説家など出版をする職業は、はたから見ると印税で生活をしているように思われることでしょう。

しかしその小説が出版されどれだけ売れるかとは別に、原稿料という執筆した報酬が支払われます。

ですので寡作であるよりも多作であるほうが、この原稿料を見込むことができます。

しかし売れた場合の印税に比べると多い額ではないので、やはりこの原稿料を見込んで小説家を目指す人は少ないことでしょう。

副業

小説家は主業である小説の執筆ばかりをしているわけではありません。

ある程度名のある小説家であれば、エッセイの執筆や講演、またテレビ番組への出演などの副業をすることもあります。

しかしあくまで副業でありこういった仕事ばかりしていては、主業の小説執筆がおろそかになってしまいます。

場合によってはタレントへの転向などもできるかもしれませんが、その場合はテレビ出演が増え小説の出版が減るにつれて、世間からも小説家ではないと認識されるに至る本末転倒になりかねません。

まとめ

○寡作にも多作にもどちらにもデメリットがある。
○印税以外にも原稿料や副業を行うこともできる。
○しかし代表作や売れる作品を生み出さなければ貧する。

小説家というのはやはり夢を追うようなものであり、当たる作品を生み出せるまでは大きな収入を見込めるものではありません。

やはり食えるか食えないかという観点では、才能や能力によると言う他ありません。

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