小説家は年齢や性別のみならず、出身国や人種なども無関係で、日本の小説家になるためならば日本語でおもしろい小説が書ければいいのがとてもシンプルです。
そういった敷居の低さはあるのですが、やはり継続するモチベーションを保つのは難しいものです。
モチベーションを保つには、どういった方法があるのでしょうか。
モチベーションを保つ方法
メリットを考える
まず小説家になることのメリットを考えましょう。
小説家を目指す上で諦めたり挫折したりするきっかけとなるのは、そのメリットを現状で叶えられていないからです。
まずお金の面があります。
販売部数が多くなれば、印税で通常のサラリーマンの年収を超えられる可能性もあります。
なお現在は特定企業を対象にした平均生涯給料は2億円ほどとされています。
また小説家を目指す方は少なからず創作意欲を持った方でしょう。
ただお金のことだけを考えるならば、小説という面倒な方法よりも宝くじなどの一発逆転を狙うはずです。
そうした創作意欲があるにもかかわらずモチベーションが保てず諦めたりしたくなるのは、承認欲求が満たされないからかもしれません。
応募しても受賞できなかったり、持ち込みをしても高評価を受けられなかったりすることもあるでしょう。
現在はまだ技術が未熟かもしれませんが、しっかりとトレーニングをすれば認められることもあるでしょう。
またある程度コミュニケーションが苦手な人でも、小説家として大成すれば少々煩雑なコミュニケーションは避けられるかもしれません。
そういったときはインターネットや同人即売会などで公開して、感想や批判を受けるのも無駄ではありません。
動機を再確認する
数ある職業の中から小説家をなぜ選んだのかという動機を再確認するのはとても大事なことです。
お金や承認欲求はもちろんのことながら、自らの作品が他人に影響を与えるというのはとても刺激的な体験です。
自分の作品が他人の価値観を変えたり、感動を与えたりといった経験はクリエイティブな作業でないとなかなか味わえないものです。
有名なマンガ家の方々でも、読者の声援なしには続けられなかったとおっしゃる方は大勢います。
小説家を目指す人の数だけ動機もあり千差万別でしょう。
しかしその動機を叶えるかどうかは本人の努力なしにはありえないのです。
モチベーションを損なうものを削る方法
デメリットを無視する
世の中の物事には、メリットがあれば当然デメリットもあります。
特に内向的であったりネガティブであったりする人は、そういったデメリットについて考えすぎになりがちです。
こうしたデメリットに対して考えすぎるのは、小説においてのみだけでなくすべての分野において障壁となってしまいます。
成功する人たちは一度覚悟を決めたら邁進するものです。
あまり振り返りすぎないようにしましょう。
周囲の言葉を聞かない
両親や親戚の方々は、やはり安定性を重視するので小説家を目指すというとき否定的な言動をする人が少なからずいます。
そういった方々は当人のことを思ってではあれど、やはり障壁となってしまいます。
諦めた方が良いという人の言葉は、どんなものであっても気持ちを萎えさせるものです。
大事なのはそういった人たちを納得させられるくらいの作品を創作することです。
そうすれば説得するまでもなく、納得してもらうことができるでしょう。
まとめ
○なぜ小説家を目指しているのか再確認する。
○覚悟を決めたなら書き続ける。
○他人の言葉にあまり振り回されないようにする。
小説家はギャンブルのようなものだと考える方もある程度います。
また諦めたりするのはとても簡単なことです。
そんな中、そういった人たちを説得するのに労力を割くよりも、より良い作品をうみだせるように努力しましょう。